113系初期車(1973年転入組)

1972年に網干から転入してきた18両で、 全車が本格的な冷房改造が始まる前、1970～1971年にかけて先行的に冷房改造を受けた 試作冷房車・一次冷改車に該当する車両である。

他の冷房車とMGの搭載位置や搭載しているMGの出力容量が異なるため、 量産冷房車のクハと試作冷房車・一次冷改車のモハとでは原則、編成を組まされなかった。
具体的に言うと、量産冷房車は冷房電源となるMGをモハ112に搭載しており、給電容量も4両分確保できる容量となっているが、 試作冷房車・一次冷改車はMGをクハ111に搭載しており、給電容量も3両分しかない。 この違いは後年に一部が網干電車区に再転属し、MGを搭載していないサハ111と編成を組ませる際に問題となった。

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